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メルマガ2008年2月号

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  ◎◎  方法マシンからのおたより 08年2月号
     「方法マシンの2007年を振り返る〜後半〜」 ◎◎

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 こんにちは 
 方法マシンです。 
 特集「方法マシン07年を振り返る」と題して、前号では200
 7年の方法マシン、年間の活動全体を眺めてみました、我々なが
 らいろいろなことにチャレンジした年であることを認識いたしま
 した。

 さて今号では方法マシンが中心となって行ったイベントを4つピッ
 クアップします。2007年のマシンにはどんなことがおこって
 いたのか、詳しくお送りしたいと思います。



 ◎3月10日「ハノン大演奏会〜方法マシンピアノ仕様〜」

 仕様書改訂後初の創作作品「シャルル・ルイ・ハノンの墓」(以
 下「ハノンの墓」)の世界初演、すべての指を均等に独立させる
 ことを目標としたピアノの練習課題60曲からなる、シャルル・
 ルイ・ハノン作曲「ハノン・ピアノ教本」(以下「ピアノ教本」)
 の全曲を演奏。

  演奏技術そのものに焦点をあてた「ピアノ教本」へのオマージュ
 として作曲した「ハノンの墓」は、5人10手のピアノ演奏で4
 時間に及んだ。「ピアノ教本」の第1部を占めている16分音符
 8個の2拍を1小節とする構造に注目し、1から5の指番号が8
 個並ぶ全てのパターン(各指を先頭とする5列、78125行)
 から類型化した「反復」「51」「55」「回文」を演奏。「反
 復」は1拍目と2拍目が同じ(例:21112111)、「51」
 は5個目が1(例:21231212)、「55」は5個目が5
 (例:21215121)、「回文」は1拍目2拍目がシンメト
 リー(例:21411412)となる指番号パターンである。5
 人の演奏者は、1個目が1、1個目が2・・という、拍頭の指番
 号によってパート割りされた。要するに作曲したのは指番号であ
 るため、ドレミの音高に関するルールは存在せず、演奏中に観客
 の方から調のリクエストを受け付け、ニ長調と言われれば、自分
 の鍵盤の範囲で、ファとドにシャープを付けて演奏した。5人そ
 れぞれの鍵盤範囲は違うため、つねにポリモードの音響となった。

  「ピアノ教本」の構成は、「指が、素早く、力強く、1本1本
 独立して、均等に動くようになるための準備練習」(1から20
 番)、第2部「もっとむずかしいテクニックのための準備」(2
 1から43番)、第3部「最高のテクニックを身につけるための
 練習」(44から60番)。1番ひとりずつ交代で演奏。「技術
 訓練」と「記譜通りの正確な演奏」を実行し、それを観客に見せ
 ることが課題である我々こそがしうる、前人未到の全曲奏破を実
 現した。(文責:鶴見)


 ◎7月14日「"手順派"合同祭 極東の架空の島の唄 in 三宅島」

  三宅島各地での連続公演によるアルゴリズミックパフォーマン
 ス合同祭。その皮切りとして『またりさま』を実行。また仕様書
 改定に基づいてメンバーによる創作を行い『島算〈人見の交〉』
 『音楽映画第二番三宅島』を世界初演。他参加団体は
 TeamSZK/時間旅行楽団/西陽子。総合ディレクターは
 三輪眞弘。台風接近で外界から隔絶された中で敢行。

  『またりさま』は、三輪眞弘が作曲した逆シミュレーション音
 楽作品。台風の接近する早朝5:30、次第に強まる風雨を浴び
 ながら4公案(空・星合・対称形姉・双子兄)を作務衣を纏った
 8人により実行。手順派合同祭における第一演目であるこの演奏
 が、予定どおりの場所で開催された唯一の演目となった。御祭神
 社境内、本堂への階段にて演奏。

  『島算〈人見の交〉』は、方法マシンのための〈身体の移動と
 発声による〉作品。総合ディレクター三輪眞弘による企画(合同
 祭参加団体それぞれが解釈して演奏する「島算」という提案)を、
 羽山が翻案して作曲。平仮名逆五十音に従う〈発声〉と、方角に
 従う〈身体の移動/回転〉を規則的に行いつづける形式をとった。
 勤労福祉会館にて世界初演。

  『音楽映画第二番三宅島』は、方法マシンのための「音楽映画」
 作品。三宅島をぐるりと囲む都道を、方法マシンが三宅村営バス
 停留所ごとの区分で撮影し、安野太郎が映像を順序だてて作曲。
 〈映像を言語化する〉という「音楽映画」の方式を、繰り返し訓
 練を以て突き詰めた合唱で実現させた。合同祭最後の演目として、
 勤労福祉会館にて世界初演。

  合同祭翌日以降、三宅島に閉じ込められたパフォーマンス団体
 は、互いに演目を詳らかにし「第1回シンクロ『またりさま』合
 戦」や「野外蛇居拳拍子」を合同で実行、更には連夜の呑み会を
 通じて〈連絡網としての手順派〉を強く確認。予定より2晩延泊
 したのち、早朝、天候の回復を待ってトンボ帰り運航する連絡船
 に乗り込み、本土へ戻って解散。(文責:羽山)

 ◎11月6日 映画「眠り姫」劇場公開記念ライブ
       <方法マシン>+『水兵少女』

  山本直樹の漫画「眠り姫」を原作に七里圭監督が映画化。その
 劇場公開記念ライブが渋谷「ギャラリー・ルデコ」にて一週間に
 わたり開催され、その初日を方法マシンが飾る事となった。それ
 はまた、主に単独でイベントを起こして来た方法マシンの方針転
 換を意味していた。我々は、「眠り姫」というタイトル、PA設
 備のない会場といった条件から、音から離れたパフォーマンスを
 仕掛けた。演目は足立智美「方法音楽第8番C」、方法マシン「
 島算〈人見の交〉」、方法マシンの解釈による「クアッド」の3
 作品である。このイベントに出演するにあたり、事前にフライヤー
 に載せる紹介文を作成した。それは公式サイトにある趣意書から
 抜粋したものであり、演目については記載しなかった。その結果、
 フライヤーを目にした方々にはいつにも増して捉えどころのない
 印象を与え、ご来場頂いた方々にはいつにも増して方法マシンの
 コンセプトが伝わったようである。なお、同日に「水兵少女」の
 ライブを行ったユニットの池田拓実は、方法マシンを脱退した云
 わば“退役マシン”。「眠り姫」公開記念ライブは、現役マシン
 と退役マシンの共演・交流の場でもあった。(文責:森下)
 ◎12月23日「音楽映画@横浜・寿町」

  横浜は寿町にて 「音楽映画第二番三宅島」「クアッド」上演、
 「即興音楽映画」開催。

 「音楽映画第二番三宅島」は、場面ごとに誰が何を描写するかが
 決まっている役割分担制であったが、今回は本来の音楽映画の演
 奏解釈に基づき、目に映ったものを満遍なく言葉にする事を意識
 して行われた。

 また、対象を形容詞などを用いて描写することで、初演時と比べ
 表現の幅が広がった。

 「即興音楽映画」は、音楽映画する体を駆使しての命がけのパ
 フォーマンス。

 寿町のカリスマホームレスの方が 同行し、随時誘導されながら
 行われた。

 お客様もマシンと一緒に歩き、観覧。

 横浜ホステル・ビレッジをスタートし、寿区間をほぼ一周。

 途中公園に立ち寄り、方法マシンの解釈による「クアッド」を上
 演。

 その後再び歩き出し、横浜ボートピア内やビルの屋上、

 危険地帯の飲み屋街などの各スポットを回り、
 寿町の風景を次々に言葉にしていった。

 時には匂いも言葉にすると云う、現実空間描写ならではの表現も
 みられた。

 ビレッジに戻った後は近所の丸金マートで食料を買い込み、
 お客様としていらしていた大井浩明氏を交え年忘れ。
 (文責:小野)

 いかがでしたでしょうか。

 それでは最後に、代表・安野太郎より方法マシンの2008年に
 ついて一言述べさせていただきます。



 方法マシンの代表が交替してから一年経ちました。私が代表する
 ことに自信ありませんでしたが、こうして俯瞰して見るとそれな
 りに精力的な活動ができたと思っています。今年は初夏に方法マ
 シンの公演を予定しています。詳細は近くなったら明らかにしよ
 うと思いますが、さらに方法マシンの新しい側面をお披露目でき
 る公演になることは間違いありません。これからもよろしくおね
 がいします。(文責:安野)


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 ◎ 方法マシンからのおたより 2008年2月号 ◎

  発行:2008年2月16日
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