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メルマガ2005年8月号

◎◎◎方法マシンからのおたより 公演前特集号◎◎◎

◎目次◎
 
○公演のお知らせ○『方法マシン vs teamSZK』〜アルゴリズミック・パフォーマンス
の諸相〜
○公演に向けて〜teamSZKから一言○ by鈴木悦久
○公演に向けて〜アルゴリズムについて一言○ by池田拓実
○方法マシン演目解説○ by池田拓実
  アフリカの石取り遊びの一種
  日本船舶手旗信号法における手旗信号(和文手旗信号)
  チェンジリンギング
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◎公演のお知らせ◎

     naya collective collection at UPLINK collection #9
          『方法マシン vs teamSZK』
       〜アルゴリズミック・パフォーマンスの諸相〜

   http://www.purple.dti.ne.jp/naya/contens/index.htm

一年間の潜伏期間を経て、パフォーマンス集団・方法マシン待望のライブ決定! 
「方法」的音楽における西の横綱、英国の鳴鐘術『チェンジリンギング』を筆頭に、
アフリカ碁や手旗信号など、古くから伝えられるアルゴリズムに焦点をあてる。対す
るは三輪眞弘作品での驚異的な長時間演奏が記憶に新しい演奏家集団・teamSZK。
ジャンケン、五十音表、ジェスチャー等の要素を盛り込んだ新作音楽作品を発表。伝
統的アルゴリズムと新作アルゴリズムの交差する”アルゴリズミック・パフォーマン
ス”の宵に乞うご期待!      (主催:ナヤ・コレクティブ宣伝文より引用)


出演:方法マシン(池田拓実、さかいれいしう、鶴見幸代、圜羽山圜、深澤友晴、
               森下雄介、安野太郎)
   teamSZK(鈴木悦久、遠藤真治、三浦咲、伊藤佐智子)

上演作品:
  ●方法マシン
   「アフリカの石取り遊びの一種」
   「日本船舶手旗信号法」
   「チェンジリンギング」
  ●teamSZK
   「4人のChromatist」鈴木悦久作曲
   「かな・ん」鈴木悦久作曲
   「TeAShi -teamSZK 2006 version-『じゃんバリン!』」鈴木悦久作曲

会期:2006年8月20日(日)15:00 開演(14:30開場)

会場:UPLINK FACTORY
   渋谷区宇田川町37-18トツネビル2F
   http://www.uplink.co.jp

チケット:前売2500円/当日2800円(1ドリンク付)


電話/メール予約、お問い合わせ:
◆アップリンクファクトリー:tel 03-6825-5502
               factory@uplink.co.jp
◆ナヤ・コレクティブ:     nayac@mc.point.ne.jp

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◎公演に向けて〜teamSZKから一言◎

 僕がteamSZK(チーム鈴木)の結成してから、早8ヶ月。こんなにも早く、本家
本元との対バンが実現するとは思っていませんでした。そもそもなぜ、方法マシンに
在籍する僕が、別団体を作ったのか、ということからお話しなければなりません。
 僕は個人的に、規則を用いたゲームを音楽作品として作曲、演奏しています。僕は
僕自身の作品や、規則を方法論とした作品を演奏する過程で、普通の音楽、つまり五
線譜を演奏するのとあまり変わりが無いことに気づきました。他の演奏家の方に演奏
をお願いしても、曲を習得するのに、他の楽曲と変わらない練習量と労力がかかると
の事を聞かされ、ならばこのような演奏に特化したアンサンブル団体を作ったらどう
だろうか、と考えたのです。
 僕の考えでは、方法マシンというのはある規則や方法をリアライズすることをもっ
て表現としているグループです。リアライズする思考に関して、teamSZKはとうて
い方法マシンに及びませんが、演奏家的視点で音楽を解釈し演奏する事なら、方法マ
シンと対等に渡り合えるのではないか、そして何よりも、このようにいくつかのアン
サンブル団体が存在することで、方法音楽や規則にもとづく音楽が、聴衆にとってポ
ピュラーな存在となるのではないかと思い、teamSZK結成へと至ったのです。
 今回の対バンコンサートでは、両アンサンブルの聞き分けができる良い機会ですし、
何より、当事者同士が刺激し合い、良い緊張感が生まれていて、僕自身とても楽しみ
なんですが、本心、単なる対バンどころじゃありません。
 タイトルマッチばりの緊張感なんです、ホントは。いったいどんなコンサートにな
るのか、予想もつきません。
 みなさん、とにかく乞うご期待ですよ!
                              (文:鈴木悦久)
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◎公演に向けて〜アルゴリズムについて一言◎

 アルゴリズム (algorithm) とは、手順・手続きを明確に述べたものを意味する。
この手順とは恣意性を含まず、正しく従えば誰もが同じ結果を得られるものでなけれ
ばならない。
 エウクレイデス(ユークリッド)の互除法は明文化された最古のアルゴリズムであ
り、二つの整数の最大公約数を求める。二つの整数のうち、大きい数を小さい数で割
った余りを大きい数に置き換え、この操作を繰り返す。一方の数が0になった時、も
う一方の数が二つの整数の最大公約数である。
 アルゴリズムという名称の由来は9世紀の数学者アル・フワーリズミーの名前とさ
れている。
                              (文:池田拓実)
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◎方法マシン演目解説◎

 ○アフリカの石取り遊びの一種

 有史以前のアフリカが起源と考えられ、アフリカや中近東、東南アジアの各地にお
いて古くから遊ばれている伝統的なボードゲームである。地域によりルールや名称は
様々であり、Warri、Awale、Mancala、Kalah、Bao、Omweso、Congkakなどの
ゲームがある。
 ゲームは二名の競技者によって行われ、石と、石を容れて置く穴(くぼみ)の列を
用いる。初期配置として、全ての穴に同数の石を置く。自分の手番になったら任意の
穴をひとつ選んでそこにある全ての石を取り、一個ずつ順に隣の穴へ配っていく。石
を配った結果、石の数がある条件を満たすと、再度配布を行ったり、石を取り去って
得点とすることができる。初期配置、得点条件、終了条件などに数多くのバリエーシ
ョンが存在する。偶然性の要素は無い。
 今回上演では選択の恣意性を排除し、初期配置により全ての石の動きが確定するソ
リティア(一名)版ルールを行う。勝敗はなく、全ての石を取り去った時に終了する
が、初期配置によっては無限循環が生じる場合もある。                              
	
 ○日本船舶手旗信号法における手旗信号(和文手旗信号)

 手旗信号は、音声の伝達が困難である海上での通信のために考案されたと言われて
いる。日本の手旗信号は明治10(1877)年、海軍の釜谷忠通と道本誉声が考案した。
紅白一対の手旗を用いて原画と呼ばれる15種のポーズを行い、その組み合わせでカ
タカナを形象する。日清戦争においてその有用性が示された後、昭和6(1931)年運
輸省告示により日本船舶手旗信号法として制定された。
 尚、今回上演では「方法」第9号に発表された足立智美「せかんのしゅ」をテキス
トとして用いる。

 ○チェンジリンギング

 チェンジリンギングは、17世紀初頭に始まり現在に至るまでイギリスで行われて
いる、鐘楼の鐘の演奏法である。一奏者につき一個の鐘を演奏し、メソッドと呼ばれ
る規則に従って各人の鐘を鳴らす順序をずらし音列を置換していく。一メソッド内で
同じ音列が現れることは禁じられる。演奏はラウンドと呼ばれる下降形音階から始ま
り、再びラウンドが現れるまで続く。長いものでは十数時間を要する演奏も存在する。
 ハンドベルはチェンジリンギングの練習のために改良、普及されたものであり、鐘
楼が使えなかった第二次大戦中にはハンドベルによるチェンジリンギングが定着した。
ハンドベルの場合は一奏者が二個のベルを用いる。
 今回は「Plain Bob Major」メソッドを演奏する。これは「X18X18X18X18-12」
と表記され、7回繰り返すと一巡する。
                              (文:池田拓実)
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◎方法マシンからのおたより 公演前特集号◎

発行:2006年8月16日
発行者:方法マシン http://method-machine.com

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